1冊の本を読み明かす会のホームページです。
「明かす」には、「夜を過ごして朝を迎える」という意味があります。この会では、1冊の本を深く深く潜るように読むことで拓ける世界をかいまみたいと考えています。
主催者 読書屋本舗
読書とは、「本を読むこと」である。「読」と「書」という二文字が重なった熟語である。
これは「どくしょ」と音読みした時の意味である。書いたものを読む、つまり「書を読むこと」である。訓読みでは、「よみかき」であり、「読んだり書いたりすること」である。
「読書」というものを、新しい意味づけというか、自分なりに捉え直してみたい。
「読む」と「書く」の営みとして、「読書(どくしょ)」という言葉の意味するものを、その定義をより大きな営みの中で捉えてみたいのである。
「読むこと」と「書くこと」にこだわって、「読むこと」と「書くこと」の大元としてあるような、そんな場を作っていきたいという思いから、この屋号は生まれました。やるからには、そのような大元にならんことを目指していきたいと思うのです。
この場では、本をただただ「読む」ということにこだわって読みます。そもそも読むとはどういう営みでしょう。
人はいつから読むことを始めたのか。書き言葉が生まれる前に、話し言葉がありました。その時には、言葉は言葉ではなく音でした。そこにも読むはあったはずです。今でもそのような「読む」ということもあるのだと思います。
「読む」ということを通して、作者に出会い、そして作者と出会った自分と出会い、そしてこの場に集う人たちと出会う。“読む”にとことんこだわった、そんな場にしていけたらと思い、読書屋本舗を始めます。
中川 馨 Nakagawa Kaoru
1987年生まれ、東京都杉並区育ち。話すこと、聞くこと、書くこと、読むことなど、どんなひとのまわりにもある営みについて、自分自身で考えたり、人とやりとりしていくことについて、模索中。
濵田 恒太朗 Hamada Kotaro
1986年宮崎県生まれ、東京都三鷹市育ち。子どもの頃は外で身体を動かして思いっきりあそぶことが生活の中心であったが、大学時代から自分ノートに思ったことなどを書くようになり思考し始める。そして、読んだり書いたりする中で、言葉というものに関心を持つようになる。最近は 言葉をはみ出す領域にも取り組み始めている。自分自身の定点観測的な場として、手書きの自分通信『きの根っこ』を月一で発行。
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