1冊の本を読み明かす会のホームページです。
「明かす」には、「夜を過ごして朝を迎える」という意味があります。この会では、1冊の本を深く深く潜るように読むことで拓ける世界をかいまみたいと考えています。
[6]『文章読本』を読み明かす
作家、評論家によって文章の書き方、読み方を解説した本『文章読本』がいくつか発行されています。
3月からの読み明かす会では、多くの人に読まれているこの『文章読本』を順番に読んでいき、著者の考える文章への考え方を把握した上で、自分たちの実感で「読むこと」「書くこと」を吟味していきます。取り扱う本は、4冊選びました。古いものから順番に1冊ずつ読んでいきます。
<課題本>(発行日が古い順)
・谷崎潤一郎『文章読本』(中公文庫) ※期間 2018年3月~9月(全5回:4月、7月を除く)
・三島由紀夫『文章読本』(中公文庫) ※期間 2018年9月~2019年1月(全5回)
・丸谷才一『文章読本』(中公文庫)※期間 2019年2月以降を予定
・井上ひさし『自家製 文章読本』(新潮文庫)※期間 2019年2月以降を予定
▪ 実施概要
日時:2018年3月~2019年2月(全10回:4月、7月を除く)
会場:西荻窪駅から武蔵境駅の周辺
対象:「読むこと」「書くこと」について、自分なりの考え・姿勢を身に付けたい人
定員:5名
参加費:各回1,000円
申し込み方法:以下Emailアドレスに氏名、連絡先を明記のうえ、お申し込みください。
yomiakasu(アットマーク)gmail.com ※アットマークを半角
内容: ⑴主催者から対象範囲のまとめ発表
⑵⑴に基づいたテーマでフリートーク
⑶感想共有
(各回の対象範囲)※予定
◎谷崎潤一郎『文章読本』(中公文庫)
【終了】第1回(2018年3月): 一.文章とは何か (17頁~29頁) (言語と文章、実用的な文章と藝術的な文章)
【終了】第2回(2018年5月): 一.文章とは何か (29頁~51頁) (現代文と古典文)
【終了】第3回(2018年6月): 一.文章とは何か(51頁~72頁) (西洋の文章と日本の文章)
【終了】第4回(2018年7月)二.文章の上達法(73頁~98頁) (文法に囚われないこと、感覚を研くこと)
三.文章の要素(99頁~159頁) (文章の要素に六つあること、用語について、 調子について、文体について)
【終了】第5回(2018年8月): 三.文章の要素(160頁~230頁) (体裁について、品格について、含蓄について) 解説(231頁~236頁)
◎三島由紀夫『文章読本』(中公文庫)
【終了】2018年11月17日(土)18時30分-20時30分@武蔵野プレイス スペースB
対象範囲:第1章「この文章読本の目的」・第2章「文章のさまざま」・第8章「文章の実際ー結語」
【終了】第2回:2018年12月15日(土)@未定
対象範囲:第3章「小説の文章」
【終了】第3回:2019年1月19日(土)@武蔵野プレイス スペースB
対象範囲:第4章「戯曲の文章」、第5章「評論の文章」、第6章「翻訳の文章」
第4回:2019年2月23日(土)18時30分-20時30分@武蔵野プレイス スペースA
対象範囲:第7章「文章技巧」
※附 質疑応答は取り扱いません
※丸谷、井上は2019年以降を予定しています。
※上記の取り扱う本は、大型書店で購入が可能(1000円以下)です。