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[2]『永い言い訳』 

映画監督の西川美和さんが書いた「永い言い訳」を読みます。

この小説は、ひとつの映画をつくるために5年かけて書かれました。

エッセイ集『映画にまつわるXについて2』の中で、西川さんは『永い言い訳』について、こう書いています。

一度で良いから時間に縛られず、ページ数におびえず、書きたいものを書きたい言葉で書いてみたい、という希求に突き動かされ、このたび小説から書くことにしてみたわけである。[52]

 

小説家の保坂和志さんは、小説修行』の中で面白いと感じるもの、気持ちがそっちに向くもの、忘れずに記憶しているもの、それらすべては何らかの意味でリアリティを持っているはずなのです」[14]と書いています


この物語は、主人公である「ぼく」を含めた登場人物の「かたり」で進んでいきます。
そのひとつひとつに保坂さんのいうような「リアリティ」があります。実際にこうである(事実・現実)という「リアリティ」ではなく、読んだ人の内側にある種の反応を生みだす「リアリティ」です。


この物語を読み終えて、どんなことを思い出し、誰と何を話したいと考えたか。当日はもちよった文章(レジュメ)やお話をききながら進めたらと思っています。

著者:西川美和

発行:文藝春秋(ハードカバー文庫

▼日時

 2017年6月3日(土)14:00-17:00【終了】 

▼会場 *定員は各回4名程度

 西荻窪~三鷹近郊【終了】

 (参加申し込みいただいた方に個別で連絡します)

▼参加費 *当日現金でお支払いください

 2,000円(お一人)

▼持ち物

 筆記用具・本(『永い言い訳』)

申込方法

 「名前」「連絡先」をかいてメールでお申し込み下さい  

 連絡先は yomiakasu@gmail.com

▼内容

(1)レジュメ
 文章を読んでみて感じたこと、考えたことをまとめたもの(レジュメ)を提出することができます。文章の全てに触れていただいても一部でも構いません。事前に提出できる場合はデータをお送りください。当日になる場合は、1部印刷してお持ちください。

開催概要

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